現在、バターの原材料である、生乳(酪農家が牛から搾る乳)生産量が、調整によって減少し、バター不足が業界各メーカーで発生しています。これは、前の年の牛乳余剰が大量発生した反省からの生産調整で、乳牛の削減や猛暑で生乳の生産が激減してるため。特に業務用の無塩バターの生産量が深刻で、各メーカーでは、出荷数量の制限や、価格の改定を実施し、出荷数量の制限を実施しているが、バター生産量が格段に減少している為、制限の解除の目処は経っていないのが現状です。
これに伴い、小売店においてもバターの特売の減少や、一人当たりの購入数量を制限するなど、一般消費者にも影響が生じている。特にケーキ店などでは、業者からのバター供給が減少していることで、量販店でバターを買い求めるなど、例年では考えられない状態が発生しており、ケーキ類の値上げなどの影響が出ています。
なお、この状況は、生乳生産が上昇するまで続くため、今後2~3年は続くと言われている。また、2008(平成20)年度においては、大手乳業メーカーの大規模チーズ工場が完成稼動する予定でもあり、2007(平成19)年度よりもさらにバター向けの生乳数量の減少が見込まれ、状況は悪化している。事実、2008年4月よりバターは値上がりする。
