<09年ビール類出荷量>「第3」人気独占!
09年のビール類出荷量(課税ベース)に占める「第3のビール」のシェアは前年の23.7%から29.3%に増え、消費者の節約志向を反映する形になった。メーカー別シェアでキリンがアサヒから9年ぶりに首位を奪還したのも、アサヒが「スーパードライ」というビールの大型商品に依存しているのを尻目に、割安な「第3」に注力したことが奏功したようだ。
キリンの稼ぎ頭は第3の「のどごし生」。07年にはビールの「一番搾り」を抜き、キリンの中で最も売れるブランドに成長、09年も前年比11.8%増の4569万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を販売した。キリンの松沢幸一社長は15日の会見で、シェア逆転について「消費者の節約志向で新ジャンルが伸びたことが一つの要因になった」と述べた。
一方、首位の座を奪われたアサヒビールは、「第3」の主力商品「クリアアサヒ」を09年は36.9%増の1933万ケース売ったが、「のどごし生」の4割強に過ぎなかった。消費者の外食離れが進んだのも計算違いだったようで、荻田伍(ひとし)社長は「業務用ビールがここまで減るとは思わなかった」と話した。
ビール類に占める「第3」の割合は今後も伸び続けるとみられ、3月にはキリンが第3の新商品「キリン1000(サウザン)」、サントリーが「7種のホップ リラックス」の発売を予定。
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