「事故米と知らずに購入したわれわれも被害者だ」‐米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による汚染された事故米の不正転売問題で、農林水産省が16日公表した流通先リストに熊本、宮崎、鹿児島3県の和菓子製造計107社の名前が入っていた。名指しされた業者の多くは中小企業で、風評被害を憂えると同時に、突然の社名公表に踏み切った農水省への怒りもあらわにした。
3県の和菓子業界に流れたのは、中国産のメタミドホス米のうち市場に流通した135トンの一部。仲介業者などを通じて転売され、主に盆用の落雁(らくがん)の材料として使われたとみられる。
鹿児島県鹿屋市のかるかん製造販売の老舗、富久屋は熊本県大津町の米穀加工、塚本製粉から約36キロを購入、落雁約300個を作った。同県のサンプル検査では、農薬は基準値以下で健康に被害はないとされたが、未使用の原料約10キロと在庫数個は処分した。北村秀敏会長(77)は「主力商品のかるかんへの風評被害が心配」と顔を曇らせる。
宮崎県新富町の和菓子店の店主も「わずか12、3キロの粉を使っただけで風評被害につぶされそうだ。だまそうと思ったことはない」と訴えた。
農水省への批判も相次ぐ。熊本県内で和菓子店5店を展開する彦一製菓(熊本県八代市)の飯田哲社長(59)は「商品全部に事故米が混入していると誤解されかねず、非常に無責任。三笠フーズより農水省が憎い。これは食物テロだ」と憤る。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000015-nnp-soci
