クローン牛、食卓へ 内閣府委 安全性認める見通し
クローン動物食品の安全性を検証している内閣府食品安全委員会の専門家ワーキンググループ(座長・早川堯夫近畿大薬学総合研究所長)は5日、成長した体細胞クローン牛と豚について「従来の牛と豚に比べて、差異はない」として安全性を認める報告書をまとめる方針を固めた。食品安全委は報告書を検証したうえで、正式にクローン牛関連食品の安全性を認める見通し。今年中にもクローン動物食品の流通が認められる可能性が出てきた。
体細胞クローン牛と豚については、死産率や生まれた直後の死亡率が高いことから、安全性が議論になっていた。専門家グループはクローン牛などの過去の研究を検証した結果、「6カ月を超えると従来の牛と同様に健常に発育する」と分析。食用に回される成長したクローンは「従来の牛や豚と差異のない健全性が認められる。肉質や乳成分、子孫についても差異は認められない」と結論づけた。
同グループは今月中にも報告書をまとめる。食品安全委は報告書の内容が確認できれば、クローン牛食品の安全性を認める見通し。
クローン動物は国内の研究機関などで飼育されているが、現在は農林水産省の通知で出荷が自粛され、海外からの輸入も確認されていない。安全性が確認されれば流通を規制する法律はないため、厚生労働省と農水省は出荷や輸入について検討を始めることになる。
クローンは同じ肉質の“コピー”を可能にする技術。国内では研究段階だが、実用化すれば高品質の牛を増やして検査したり、大量生産できるため、高級和牛を安く供給することも可能になる。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090106-00000077-san-soci
