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サツエキ物語:駅弁

◇自信作“ひぐまの笹弁”

「“ひぐまのおやつ”が北海道らしくていい」「奇抜すぎる」「笹(ささ)ならパンダです」

08年12月上旬、札幌駅立売商会の営業部長、洲崎昭光さん(37)は企画管理室の10畳間で、年末に売り出す笹ずしの商品名を同僚2人と議論していた。

当初、今年2月に発売する予定だった。しかし、帰省客でにぎわう年末に投入すると急きょ決定した。新作の開発は通常1カ月半以上かかる。ラベル製作などに必要な期間を考れば残り時間は10日もなかった。

コンセプトは観光客以外の市民も土産にできる高級感。具材は「炙(あぶ)りうにホタテ」「厚切りサーモン」など5種にした。インパクトある商品名をのぼりに掲げ、札幌駅で行き交う人を引き寄せたい。3人で一晩考えた「蝦夷笹寿し」「パンダの好物」など25案から「ひぐまのおやつ」に決めた。

だが、売り子の反応は「名前から中身が分からない」「ヒグマは怖い」とさえない。洲崎さんは「現物を連想できないので、お客さんは売店をのぞいてくれる」と説明、“おやつ”を“笹弁”に変えて理解を求めた。笹を模した袋も「コストが高い」と異論が出たが、「ecoプロジェクト」と銘打ち、不要な客は100円引きとした。

「ひぐまの笹弁」は12月26日、愛らしいクマののぼりとともに店頭に並んだ。洲崎さんは今でも「“ひぐまのおやつ”の方が良かったかな」と少し悔しそうだが、人気商品の一角に食い込みそうな売れ行きという。

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090130-00000038-mailo-hok


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